やっさん

40歳の解釈: ラダの場合のやっさんのレビュー・感想・評価

40歳の解釈: ラダの場合(2020年製作の映画)
4.3
久々に全ての登場人物が愛おしくて仕方のない映画に出会えた
母の死を経験した40歳のラダは、無自覚のまま自分のこれからのキャリアを考え直し、奮闘する
副題に40歳の解釈とあるが、若さへのコンプレックスというより、人は何度でも内省し、新たな一歩を踏み出せるというメッセージが強かったと思う
黒人女性という社会的にマイノリティの立場ではあるが、その葛藤は他人から作り上げられたものであって、彼女の魅力に惹かれた人々が常に集まっている
この現実と人々の求める主張の乖離に心を鷲掴みにされる
ただ映像表現は意図が浅いと少し思った
アカデミーにノミネートはされるぐらいの名作だと思う
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