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ポゼッサーのmylifeのレビュー・感想・評価

ポゼッサー(2020年製作の映画)
4.0
何かと気になってしまった「ポゼッサー」を初鑑賞してみた。気になった理由は監督のブランドン・クローネンバーグの存在。

異質な印象の強いデビッド・クローネンバーグの子供らしいので…その才能たるや、どうなんやろね。とりあえず、自分の目で確かめてみよう。

実はずっと何処かで見放題になるのを密かに待っていた。同時期に劇場公開されたっぽい「TITANE/チタン」も実は気になっている。余談やけど、こちらも待ち焦がれている訳ではあるのだ。

とは言っても内容までは全くもって知らない状況。ジャンルはホラーかサスペンスっぽい雰囲気やけど何かよう分からんへん序盤の印象。

ふ~ん、他人の体に潜伏する訳ね。ジョジョ6部のアナスイのスタンド…ダイバー・ダウンみたいなものかな。いやでも、意識だけ入り込んで乗っ取るみたいやから、ちょっと意味合いが違うかも。

そんなどうでもいい話はさておき、中々と異質な雰囲気は漂っている。途中まで見ている印象としては無機質なテイストが漂う感じ。父親の作品はもっと色濃くて有機質な雰囲気だと個人的には勝手に思っている。

だが、妙に展開が気になり引き込まれてしまうタイプの作品でもあるのよね。それにしても、サブリミナル的なチラ見せ映像が多いのが少し気に掛かる。精神に刷り込ませようとする狙いがあるのかな。

つまり、この作品の焦点は、男の意識は誰のもの…ってのが鍵を握る展開なのかな。いやはや、不思議な発想の作品だ。とりあえず、新感覚なテイストに引き込まれていく様子が心地良い。

鑑賞後に何かと分かりづらいトコロがあったので気になり考察なんかをググってみた。ラスト付近の意味合いはそう言うコトやったのね。シンプルなようで実は深い思惑に驚かされた次第でもあったのだ。
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