しんじゃろんじゃ

MOTHER マザーのしんじゃろんじゃのネタバレレビュー・内容・結末

MOTHER マザー(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

Netflixで鑑賞。
終始辛い映画だったが、長澤まさみと子役の演技に引き込まれる。
特に奥平大兼君の、少しずつ自我を持ち、自身の意見を主張したいけど、でもやっぱりそれが出来ないシーンが印象に残った。
周平の場合、社会と断絶されてしまっているため、母親しかいないのもあるかもしれないが、結局子は母親の愛を求めている。
それがどんなに歪んだ愛であったとしても。
逆に秋子の場合はあれは愛とは言えないと思った。(依存、執着)
秋子がなぜ精神を病み、歪んだ人間になってしまったのか、知りたいとも思った。
そして何より残酷なのが、これが現実にあった話だということ。
どうか実在する周平が、刑期を終えた後、生まれてきて良かったと思える人生を送って欲しい。切に願います。