くらげ

MOTHER マザーのくらげのネタバレレビュー・内容・結末

MOTHER マザー(2020年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

奥平くん目当てで観たけど、衝撃の内容だった…
苦しくて悲しくて怒りで何度も涙が出た。
このような子どもたちに、自分は何が出来るだろうか?考えずにはいられなかった。
母の「自分の子どもなんだからどう育ててもよい」は間違っている。
子どもだって1人の人間。親の所有物じゃない。この子が服役後、自分のための人生を歩めることを願います。
以下思ったこと…

小さい体でお母さんを守ろうとする姿
最後の「お母さんが好きなのもダメなんですかね?」
一貫して無償の愛を与え続ける息子。
母は、多分愛に飢えていたのではと思うけれど、どうして、息子からの愛では足りなかったのか?こんなにも自分を思ってくれる存在がいて、何が不満なのか?

母は、どうしようもない人だが、母の両親(祖父母)には見捨てないでいて欲しかった。子どものためにも。母が救われないと子どもも救われない。母がどんな生い立ちか分からなかったが、あんな親になる前に、母が救われる道があったのではないか。
もう限界だと縁を切っても、その皺寄せは何の罪もない子ども(孫)に行く。どうして子どもを守ろうとしなかったのか?私は祖父母にも怒りが湧いてしまった。

このような子どもたち、その親のために自分ができること、考え続けたい。
くらげ

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