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画家と泥棒のhebのレビュー・感想・評価

画家と泥棒(2020年製作の映画)
3.7
画家である彼女もその絵を盗んだ彼も、欠落した何かを埋めるようにお互い惹かれあっていく。

本当にドキュメンタリーなのかと疑いたくなるほどそれぞれのキャラクターもショットもいちいち画になっていて、思わずため息の漏れる様なシーンも多いです。
構成もしっかりしているし一体どの時点から始まってどういう手法で撮られたのか考え込んでしまいます。
ノルウェーの刑務所の充実っぷりと犯罪者に対するケアと眼差し。これは画家の彼女自身の考え方もあるのでしょうが日本とのギャップを感じる部分も多く、あらゆる角度から興味深い作品でした。
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