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画家と泥棒のKのレビュー・感想・評価

画家と泥棒(2020年製作の映画)
3.7
“あなたにおすすめ”されて知った作品。ドキュメンタリー。作り手は撮影者としてそこにいるだけで、介入はしない。説明的なテロップも無し。絵を描いた人とその絵を盗んだ人。=画家と泥棒。画家が泥棒の絵を描く。芸術が人の心を動かす瞬間。『ドグマ』。泥棒ことベルティルの意外な過去。そして、画家ことバルボラの創作意欲を掻き立てる苦しみの感情。冷静な目を持つパートナー。よく撮れた、もしくは撮らせてもらえたなと思う映像。邂逅と融合。最後の一枚がこの作品の全てを物語っているように感じられてすごかった。一枚の絵に詰まった物語。絵の持つ力。
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