とらみ

僕が跳びはねる理由のとらみのレビュー・感想・評価

僕が跳びはねる理由(2020年製作の映画)
3.3
原作の東田さんもそうだけど、文字盤を使ったコミュニケーション手段を獲得することで一見重度の知的障害がありそうな人が問題なく心の裡を言葉にできることに驚く
それが口からでは出てこないことも知らなかった
縁あって障害者のグループホームにいくことがあるが、あそこにいる人たちにもっと色んな可能性を試させてもらいたいと思った
児童発達支援は昔に比べて随分手厚い療育を受けられるようになったが、その時代から漏れた既に大人になった人の支援体制がまだまだ手付かずな気がする
グループホームでは子供の支援には当たり前となった認知行動療法や視覚支援の概念すら誰も知らなかったりする
そういう所で働く人たちはこの映画を研修教材として観るか、原作を読むことを必修として欲しい
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