ウェールズで退屈に暮らしていたジャン(トニ・コレット)はハワード(ダミアン・ルイス)に競走馬の育成の話を聞き、町の仲間と組合を作る。資金を出し合い、夫ブライアン(オーウェン・ティール)と育てたドリームアライアンス号はついにレースに出走することになる。
実話ベースの王道展開の作品で、安心してしっかり楽しめる。
一方で、話がジャンの親、夫のブライアン、ハワードとその家族とあちこちに飛んでしまって、説明不足もあってそれぞれが中途半端に流れてしまった印象だ。
ジャンは自分のやりがいを見つけることよりも、ブライアンに人生を取り戻させようとしたのかと思ってたけど、そうでもなかったらしい。
やっぱり競馬は生産者、調教師、騎手と分担がはっきりしちゃうから、娯楽作として成り立たせるのは難しいのかな。でも、何度か出てくるレースのシーンはしっかり盛り上がってた。
それに、トニ・コレットは何やらせてもいい演技するし、馬の走る姿はただただ美しい!