主人公はDVで心身に大きな傷を負って事実上のシングルマザー。
周囲にはアイルランド人気質満載の偏屈爺さんとダウン症の息子、不法占拠中の建物で暮らす半ばハウスレスの同僚とその同居人たち(アフリカ系、引きこもり系、薬系など)、親権を争う相手はDVがデフォルトになってる父とその連鎖をせめて子には引き継がせまいと心痛める母親…。
あまりといえばあまりに類型的な、思わず「そんな都合の良い設定、絶対無いです!」と誰もが突っ込みたくなるお子様ランチ的盛り合わせストーリー。
絵作りも、どこを切っても既視感満載でクライマックスの「炎」たるや、その陳腐さに言葉もありません。
でもまあ全体的にはTVドラマ風によおくまとまってはいますけどね。