くじら

サンドラの小さな家のくじらのネタバレレビュー・内容・結末

サンドラの小さな家(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

サンドラや娘ちゃん達の行く末が気になりすぎて、最後まで食い入るように見てしまった。

妻にあんな風に暴力を振るった人が、「俺は変わる」とか「変わった」とか「やり直そう」とか、
そういうこと言う時点で(あぁ何も変わってないんだな)と思ってしまう。

暴力を振るった、という事実がどれだけの痛みを相手に背負わせ、二度と消せないものなのか、まったく分かっていない人間にしか言えない言葉。

一度でも手を上げたらもうおしまいなんだよ。
たとえ本当に、奇跡的にそのあと本人がどんな聖人君子に変わろうとも。

被害者にとっては、その人に暴力を振るわれた記憶は消えない。

一緒に居られるわけないだろ。
まして娘二人と一緒になんて。
それが分からないから、自分でそういう事態を招いたんだろ、と思う。

ひとりじゃない、娘達もいて
支えてくれる理解者も周りにいるなら、どうか生き続けて、幸せになってほしいと願わずにはいられない作品でした

※合言葉「ブラックウィドウ」がSOSである事に、マーベルファンとして嬉しくもあり、とても切なかった