パットン

サンドラの小さな家のパットンのネタバレレビュー・内容・結末

サンドラの小さな家(2020年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

2023/5/7
2人の幼い娘を持ちながら夫のDVに耐えかねてシングルマザーとして生きていくことを決めたサンドラの話。
日本の映画にありがちな勧善懲悪っていうのかサンドラが100%善人ではないところがリアル。だって人間なんだから怒りもするしやつあたりもするよな。と。
小さなレストランのホールや元女医の老人のホームキーパー、旦那の生活費でどうにかこうにか生活しているが、ホテル住まいも限界があり、公営住宅の順番はいつ回ってくるのかさえわからない状況。
自分で家を建てることをひょんなことで知り調べた。女医さんのPCでこっそりと調べたり。
市役所にいくがけんもほろろ。
すると検索履歴で女医さんの知るところとなり、彼女の裏庭を提供されることに。
ホームセンターで知り合ったおじさん、レストランのバイト仲間とその知人、幼稚園でやさしくしてもらった女性などに声掛けして週末を家つくりに。
夫との裁判でなんとか親権を勝ち取って家もほぼ完成、というところで夫に放火されてもくずと化す。
またゼロから家をつくるぞってところで映画は終わる。
思っていたのと全然違う話で面白かった。娘ふたりもいい子でかわいいし、女医先生もとてもやさしくて元気になって、ポジティブでいいなあ