出会った頃の彼は
とても素敵だった…
結婚して、可愛い子供が２人
幸せだった
でも、いつの間にか
暴力を振るう男に
…なってしまった
仕事、家、お金、子供との生活
何もかもが不安の中
子供と家を飛び出す
公営住宅の待ちは、ずっと先
子供と安心して暮らせる場所が欲しい
そんな時、サンドラは
自分で家を建てる事を思い付く
サンドラの行動力は凄かった
家を建てるための知識を、かき集める
足りない部分は、思いっ切り人に頼る
自然と人が集まって、物事が動き出す
ただ、一番の不安事
週末ごとに、大事な娘達を彼に預けること
離婚するための条件だった…
下の娘が父親に会うのを嫌がったため
彼に会わせなかった
そのために、親権を巡っての
裁判となってしまう
娘達と暮らせなかったら
家を建てる意味が無くなってしまう
不安の余り、家を建てる仲間に
八つ当たりをしてしまう…
家を建てる時、娘に怪我をさせた事
その怪我に対して嘘をついた事
家を建てているのに
公営住宅に申し込んでいる事
生活を守るためについた、小さな嘘が
裁判で責められてゆく
彼女は娘達と安心して暮らせる生活が
やってくるのか…
サンドラと一緒に不安になりながら
鑑賞してしまった
けしてハッピーエンドなラストでは
無かったけど
最後に見せてくれた、サンドラので表情は
この映画の中で、最高に幸せな表情だった
