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Maya(原題)のCHEBUNBUNのレビュー・感想・評価

Maya(原題)(2018年製作の映画)
2.5
【ミア・ハンセン=ラブは旅行が好き】
ミア・ハンセン=ラヴの日本未公開映画『Maya』を発見したので観た。後の『ベルイマン島にて』に通じるものがある作品であった。

フランスのアート映画では時折、アフリカやアジアに心の拠り所を求めるような話が作られる。本作もその流れに乗っており、シリアで心の傷を負ったフランス人戦争ジャーナリストの男がインドで癒されるといったものである。インド都市部の喧騒とした雰囲気や貧富の差とは繋がらず、そこで出会ったインド人女性とひたすらイチャつくどうしようもない物語となっている。インドの世界遺産であるハンピに出向き、ヴィルパークシャ寺院や階段井戸を映画を撮ることで監督自身楽しんでいるだけではないのかと感じてしまった。それは『ベルイマン島にて』で浮かれている様子とも重なり、想像以上に彼女はチャラい映画作家だなと感じた。
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