叡福寺清子

最高の花婿 アンコールの叡福寺清子のレビュー・感想・評価

最高の花婿 アンコール(2018年製作の映画)
2.7
自慢の娘4人がアラブ人、ユダヤ人、中国人、コートジボワール人と結婚して四苦八苦した保守派とうちゃん奮闘記パート2.
今度は娘一家が揃って海外移住を計画したからさぁ大変.しかも反りが合わない末娘の婿父母が訪仏でトラブル必至・・・

あいかわらず4姉妹が揃いも揃って別嬪さんで大変羨ましい三遊亭呼延灼です.こんばんわ.で本作視聴で改めて気付いたのは,父母はもちろんどこの家族も裕福って事.恵まれている環境下での愚痴は,聴いていて正直呆れました.例えばシナ人の旦那は,どこにいてもアジア人は襲われるとの認識からフランス怖い怖いと繰り返します.アラブ人弁護士はイスラム系住人の弁護ばかりと辟易しています.それで隣の芝生は青いとばかりに移住計画を練るのだから,呆れるしかございません.100%に素晴らしい国家もなければ,長所0%の国もござ・・・いや,それはあるか.北○鮮とか.まてよ,あそこは美人が揃ってるという噂がございますな.であればやはり長所0%の国家は存在しないと言えるかも.
それはともかく,慌てた御両親は婿殿にフランス良い国嬉しいなと認識させようと奮闘します.個人的にはフランス人の人権意識はクソと思っておりますが,この愛国心は尊敬したいと存じます.と同時に,チベット人に対する人権活動を理由にシナへの入国を拒否された,あのやり取りは高く評価します.阿呆なフランス人にもシナがならず者国家であることを強く印象つけたことでしょう.なんか,ユーモラスに描いていましたけど,本当は笑う所なんて1ミリもないんですけどね.


もし我が国で同じ様な作品が製作されたなら愛国心保守派の父ちゃんは,ろくでなし人物として描かれるのでしょうかねぇ.はぁやだやだ.