rexsolus

ナイトメア・アリーのrexsolusのネタバレレビュー・内容・結末

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 ギレルモ・デル・トロ監督独特の造り込まれたやや暗く妖しい映像美は相変わらずで、シーンの移り変わりを追うだけでも飽きさせない。
 最初の予告編からは、「パンズ・ラビリンス」「シェイプ・オブ・ウォーター」と似た現代版ファンタジーホラーなのかと思っていたが、「悪魔の往く町」という1940年代のクライム・サスペンスのリメイクだった。知らない作品だけど、よく出来た脚本で、同じく見世物小屋が舞台の「フリークス」も思い起こさせる。監督の好みなのか、やはり主人公は最後には”あっち側”へ行ってしまう。
「エリザベス一世」や指輪物語の「森の奥方」のイメージが強いケイト・ブランシェットの強烈な存在感が印象に残る。
rexsolus

rexsolus