よきそ

ナイトメア・アリーのよきそのネタバレレビュー・内容・結末

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

個人メモ用

闇深ぁ!さすがはギレルモデルトロ作品
でもこれまでの好きな過去作とは違ってゾクゾクするような美しくて不気味なファンタジー要素はあまりなくて、人間が欲と見栄の悪循環に足を踏み入れてあれよあれよと見るも無惨な結末を迎える映画
ファンタジーあるとすればサーカスの描写。とにかく最高だった
錆びれた柱、燻んだ薄気味悪いポスター、不自然に浮かび上がるネオンライト、不規則な行動をする団員達、園内に響き渡る少しズレた不協和音、それからあの瓶詰めにされた標本…気味悪いけどあれこそ自分が観たかったデルトロ作品の要素だなと思った
基本的には人間の落ちぶれていく様子が生々しく淡々と描かれてるんだけど、そこに要所要所で好みが反映されているような
怖いっちゃ怖い
でも美しいなと見惚れる場面もあるから不思議。
雪道で血塗れの女性を演じたシーンはクリムゾンピーク思い出した。
最後獣人ルートまっしぐらの主人公
自分の最期を目の前に突きつけられてようやく引き返せないとこまできてしまったことを自覚、もう笑うしかない、ヒヒヒ、てな所のブラッドリークーパーの演技不気味で最高に良かった
やーそれにしてもね
これだけ書いてて一番思うのがね
ディズニー+早すぎなんよ
よきそ

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