三樹夫

マーベルズの三樹夫のレビュー・感想・評価

マーベルズ(2023年製作の映画)
3.3
決してつまらないわけではないが、なんだろうこの何とも言えない感じの出来というか、もの凄い工業製品のような映画というか。良いシーンが全く無かったわけではない。猫ちゃん大活躍だし、特に良かったのはマーベルズの3人がスイッチの練習をするシーンだ。ガールズが楽しそうにしていてすごく良かった。
しかしバトルシーンなど製作費や力が何倍にも込められた他のシーンよりも、3人がスイッチの練習をするシーンが一番良かったというのはどうなんだろうか。なんでこうなったかを考えるに、やはりどうしても工業製品としてガチガチに枠を固められ余白が全くないのが原因のように思える。監督を誰がやろうがほぼ同じものが出来そうなそんな工業製品感がある。元々マーベルの映画は工業製品といっても、フェイズ4、フェイズ5と行くにつれより作りがガチガチになっているというか、マルチバーズのストーリーをするので手一杯になっているような印象を受ける。バトルシーンなんか観ていて、バトルシーンを観るというノルマをこなしている気持にもなってくる。

なんか微妙だなと思って観ていてもポストクレジットで、うぉっ!!となってしまうのだからチョロいものだ。早く新作観たいなとか思ってるし。
3人が入れ替わるのは自動発動の『HUNTER×HUNTER』のゴレイヌの念能力みたいなもんと理解した。
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