takeratta

裏アカのtakerattaのネタバレレビュー・内容・結末

裏アカ(2020年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

平凡な日常に、生きる実感を自覚出来なかったり、現実を投げ出したくて、非日常を求めてしまう人間心理は分からなくはない。

時に旅に出たり、美味しいものを食べに出かけたり、酒や料理に舌鼓を打ったり、愛しい人と語らったり。

ソロ活、なんて言葉が出来てしまった昨今、人と繋がりたい/認めて欲しい/受け止めてもらえる存在が欲しいのに、中々簡単に得る事が難しくなってしまった、コロナ禍のネット社会。

フォロワーは自分の財布ではないし、私はしないし/したこともないが、してる人は何となく聴いたことあって、興味もないが、P活だったりpj(P活女子/P活嬢)らは居なくはないのが、この現実世界(社会)なんだろうな。

ストーリーは、そこまで性をパーツ化してなくて、この言葉好きじゃないけど、
情事を致す事で、性を通して生きてる実感を得ている、男女。

ところが不思議なもので、
身体を重ねても、生育環境も違いそういう風な風俗商売でもないので、
合う合わないなんだろうか?
ワンナイトラブ的な、やり捨てになる事に、傷付きつつも、Thank you, Nextしてしまう、
ここも現実社会的な、合理性と欲望のままの、非日常を求めて、

あっち側の、まともな世界ではなく、
もう、こっち側の裏アカの女だろ?!と諭されて、

女が求めていた承認欲求は、
男が求めているような、性の捌け口のコレクションではない事の、ズレや齟齬に女は自分で自分に幻滅するところから、話は始まる。


余談だが、既に終えて閉じたproject なので、
サラッとしか掛けないが、某世界規模のSNSの、
spam対策(淘汰と犯罪抑止(裏金融取引所防止(scam)、性犯罪を含む青少年健全育成のためのprogram込み(出会い系吊り詐欺アカ)等)の
潰し屋さんを、外部として、9年ちょいやってきた。

今はもう通報すらしない。AI botが淘汰するし、
裏アカを作る時点で、その利用者の癖まで、AIがML(機械学習 machine learning)し終えていて、
一網打尽に、連鎖凍結出来るし、
利用規約をそれでも破る不心得者は、
誠に切ないが生きたまま、永久に利用を拒絶される、永久BAN(俗に永BAN)になる。

なので、放置でも、運営はbotが探して淘汰してくれるので、従業員に給与を払う必要もない。

改善も、私たちがしてきた、本仕様に組み込んでもらい、小project事、買取ってもらい、
本体にmergeされ、その会社の人になり、
数十億ドル手にする計画は、AI botに脆くも負けた。仕方ない、ルール破りはどこでもあるし
破る者は人の道を外れてしまったなら、
塀の中で罪を償うか? 一生コピペ文化のネット社会から、村八分に会ってしまう事込みの自業自得になってしまう。


そういうIT系Dev界隈の人として眺めると、
サーバーやLAN、N/W管理レベルから、
アプリケーション層(アプリ)、
入出力されるデータと、その中身の信頼性や、
集合体としてのデータ群の価値って

どうしてもみてしまうのね、もう職業病で。

結局、学部制時代にjoinして
最新PCか、それともロケットトマホーク砲とどちから選んで、フセインやビンラディンやISISを探せ!という
Red pill or Blue pill のchoiceをさせられ
クリスチャンなので武器で人を殺められないので
最新PC(当時はまだノート型でなく、ひざ乗せ型を意味するラップトップ。笑)

選んでしまい、悪の枢軸と、サイバーネットワーク内で、鬼ごっこなことを、空き時間でしてたね。
本業ではないけど、ライフワーク的な。

それもカブールが、武力勢力に陥落され、現職大統領が、隣国へ亡命政府( a goverment in exile)状態になってしまい

国連も、暫定武力勢力政府に、女性の権利の解放や、武力圧政を自粛し、国を立て直し、戦わない世界を再構築するため、金融的な融資もしないとならない判断に迫られる。

私たち(少なくとも私は9年だけだが)にとっての
悪の枢軸のと闘いは、9.11以降、カブール鬱で終わり、イスラム理解に変わらねばならなくなった。


話しを戻して。

裏アカ、お勧めはしないかな。

大概の方、そもそも、捨て垢発想から間違ってるのに、言いように独自解釈して、
インターネットって匿名と思って使ってしまってる。

全然匿名じゃないし、プライバシーに充分配慮した上で、ユーザに同意を頂いて、オプトイン広告を打てる。

web屋にとっては、今はターゲット広告はやり過ぎると、ウザくなり、
広告コンテンツの価値も陳腐化、価格の低廉化が進んでしまうので、議論は広告会議や宣伝会議など、クリエイティブ層の業界なりの、自衛と品質管理と確保はしてたりする。

野良業者も山ほど居る。


この赤裸々なストーリーの良さは、刹那的に求めた、だけどすれ違った、女の承認欲求と、男の生の実感、或いは背徳感を得る非日常を、人が出来ない事をやれてる優越感を、

刹那的に求められた二人が

裏アカでない、現実社会でせめぎ合っても、
答えが出ないところ。

極めて現実的な当たり前を描き切ったところかな。

何これ?ってラストを思う人も多いかも知れない。

でも何もない二人でなくて、
片方は新築マンションに、喧嘩別れしてもキープしてあった、別の未来の妻となる女性と、新居に入居することで、

またくだらない地獄のような日々を始める事にも、どこか、ふと醒めたあっち側の自分に気付けてしまっていて

身投げしちゃうの?!!とビビったけど、
あっち側のあたしを、バラされ、

それでも声掛けて仕事や職場に戻れよ、ご飯大丈夫?って、寛容な男がドア越しに心配して来訪してくれたりして。

社会から落伍はしない表裏一体の危うさが、好き。

最後がバッドエンドでないから、
その先の結論を、鑑賞者に
まるっとごりっと丸投げしてきてる。

潔癖の女性鑑賞者なら、
こんなのあり得ないとか、
情事ははしたないとか、罵倒するかもしれない。

R指定付きなので、高校生以上しか観ない(はず)だけど、未熟なネットユーザーやリテラシーの歪んだ方には、変に焚き付けもしないで

あの居酒屋の張り紙の言葉通りに、
人はこの世を、誰かと世渡りしてゆくんだなぁと。

たとえ下らなくても、嫌々でも。

捨てちまいたいような、ちっぽけで、何も中身の無い自分に幻滅してもだ。


万物は、仕方ない生殖機能以外に、愛を語らうボディランゲージとしての、交わり(まぐあい?)はあるわけで。

だからこそ、そういう大切な秘め事を、便所呼ばわりは、如何なものか?とは思いました。

大好き同士でしか、出来ないなぁ、自分は。
(悪友からは失笑されるけど、風俗遊び、出来ないし。)

面倒臭いとか、ビビるとか、疲れるとかじゃなく、
そういう刹那の欲望の捌け口だけってさ、
虚しくない? 愛の無い単なる処理的行為ってさ。

それなら、これもしないけど、セルフプレジャー的な処理は誰にも迷惑掛からないから、まだマシとかさ。

人生は、案外長い。医療は進化し、経済停滞してるけど、残念なことにか、幸福なことに、長寿高齢社会な今の日本

保険商品なんか売ってたし、資格もあるので、
人生100年時代、
愛し合う、重なり合うことをしないままでは生きられないだろうよ。
そりゃ、女も男も、人だし、生き物だもの。


ストーリー原作を否定しないけど、
何かに感染したPCでプレゼンが、えらい事には

絶対なり得ない対策打ってるIT企業育ちの
情報産業界隈の、啓蒙側になってしまうと

何かに感染してたんじゃなく、

プレゼンのファイル入れ替えられたんじゃない?と、
最初に勘ぐってしまい、そこの部分だけチープで残念だった。

ヒューマンストーリーとしては、こんな事あっても若いうちだけだろうなぁと、
27過ぎたらおっさん説の私としては、苦笑してしまった。

故に-0.1pts 笑

愛があって致したらさ、そりゃ愛が伝わるもの、
悦楽とかとは違う現実社会での、繋がり合いだよね。

ぶっ飛ぶほど気持ち良いだろうし。


塾商売してると、興味本位の通塾生達から、
何で大人になるまでsexしちゃダメなの?なんて
親も答えられないような、質問される。

それ大学受験に出ないだろ?!ってのも訊かれることもある訳で、無視も出来ず焦る事も。

皆さまだったら、何て、答えます?

私は、
そんなもん、すんげぇ気持ち良過ぎて、他に何も出来なくなるから、人生終わる前にすりゃ良いんだよ、

今は第一志望受かる前に、やるべきハードル有るだろ!!

って発破掛けてます 〰


ただ若い人々や、これも好きな言葉じゃないけど、俗に結婚適齢期の若い人々が、

愛を求める事が難しかったり、
電話の取り方知らなかったり、

リアルタイム奪っても電話会議で、発言を腰折っても、話し合ったり議論を深めたりの、
朝まで生テレビ並みの、

女と男の本音の激論を求めることが、希薄で求めづらいのは、
厳しい社会なんだろうなぁとも感じる。

ITで何とかしてだと、
本気の婚活アプリなんだろうけど、
入り口判定で、既婚者弾けない街コンとか
酷い現実も見てきてしまったし、

難しいテーマをうまく映画化したなという、掴みの良さは高く評したい。

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2019年公開
加藤卓哉 監督作品 (監督デビュー作)

#本当の自分とは? なんだろうね、
現時点の、俗にいうweb2.0のSNS時代は。

CGM(consumer generated media)の未来は、
web屋やIT稼業は考えないとなと思えました。

(星5つ付けて批評くれたら何%オフとか、潰すんだよなぁ、本来はさ。面倒だけど、仕組みから再構築か、作り直し。

それ分かってて、売り捨てて離婚沙汰も有っても、ブルーオリジンで月旅行行った某元社長さんらも居るからなぁ

人の幸福感とか、眼福だったり、快感や味覚とか、興奮って、まだまだ、医療絡めて未開拓な世界って多いと思う。

ニューロコンピューティングとか、面白そう。

残念ながらゲームもネットも、エロパワーで進化してきた現実があったりして。

でも、そこさらけ出して、下ネタと悪口言えて、やっと相手の思いの裏側知り合って、喧嘩無しに敵味方が明確に分かったりしてさ。

人ってややこしいね、
日常から、非日常を楽しむのは、
私は映画観に行く位で満足出来る、お手頃な奴ね、苦笑。

うーん、安上がり w
takeratta

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