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情婦の探偵のネタバレレビュー・内容・結末

情婦(1957年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

※ネタバレ注意







・ジャンル:何故やったのか
・ログライン:偏屈だが有能な老年の弁護士が、善良そうな男の無実を勝ち取ろうとするが
・主人公:偏屈だがお茶目なところもある有能なおじいちゃん弁護士。

▼キャスト
* レナード・ヴォール:タイロン・パワー(山内雅人)
* クリスチーネ:マレーネ・ディートリヒ(初井言栄)
* ウィルフリッド・ロバーツ:チャールズ・ロートン(雨森雅司)
* ミス・プリムソル:エルザ・ランチェスター(高橋和枝)- 付き添い看護婦。
* ブローガンムーア:ジョン・ウィリアムス(中村正)- 法廷弁護士。ウィルフリッドのパートナー。
* メイヒュー:ヘンリー・ダニエル(真木恭介)- 事務弁護士。
* カーター:イアン・ウォルフ - ウィルフリッド事務所の執事。
* ジャネット:ユーナ・オコナー - 未亡人宅の家政婦。
* マイヤーズ検事:トリン・サッチャー(大木民夫)


▼オープニングイメージ
・イギリスの法廷の映像。

▼セットアップ
・老紳士と看護婦が軽快な会話を交わしている。老紳士は入院明けで体調が悪い模様で、看護婦はなかなか愉快な人である模様。弁護士であり、刑事事件の弁護を望んでいる模様。

▼お楽しみ
・エレベーターリフトで上下して満足げなウィルフリッド。

▼きっかけ
・メイヒューが婦人殺しの疑いのあるボールの弁護を頼みにくる。不利な証拠ばかりでかなりの難題である模様。

▼悩みの時
・健康状態が悪く依頼を渋る。

▼セットアップ
・ボール、ボールの妻、フレンチ婦人の紹介。フレンチ婦人は回想でがっつり出会いを見せる。ボールに敵対的なフレンチの使用人。

▼テーマの提示
・モノクルでボールの目を照らしながら、「君の目を信じよう」

▼サブプロット
・ボールの妻クリスチーネが訪ねてくる。終始冷静で夫に非協力的に見える。レンズの試験でも疑わしいと判断。

▼第一ターニングポイント
・クリスチーネの食えなさを見てウィルフリッドは弁護を引き受けることを決める。

▼サブプロット
・ボールとクリスチーネとの出会い。ドイツの場末のホールで演奏をする女性。彼女を危機から救い出し、ドイツからも連れ出すなど関係は非常に良好に見える。

▼お楽しみ
・いよいよ裁判の始まり。遅刻してくるウィルフリッドだったが、弁護士としての腕は確かで、マイヤーズ検事の追及、証人のバーン警部、使用人マッケンジーの発言にも見事に対応していく。裁判中にブランデーと錠剤を飲むウィルフリッド。

▼ミッドポイント
・ウィルフリッドは裁判の序盤を切り抜ける。

▼迫りくる悪い奴ら
・裁判にクリスチーネが登場。夫に不利な証言を立て続けに述べる。夫を愛していないとまで言う。

▼すべてを失って
・ボールは意気消沈。ボールを喚問するが、旅行代理店での話を持ち出され更に追い込まれる。

▼心の暗闇
・状況の整理。ウィルフリッドも荒れる。

▼第二ターニングポイント
・クリスチーネに恋人を略奪されたという女が電話をかけてくる。クリスチーネの手紙をウィルフリッドに渡す。

▼フィナーレ
・手紙によってクリスチーネの証言が覆され、見事ボールの無罪が決まる。

▼真のフィナーレ
・法廷に一人残るウィルフリッドにクリスチーネが真相を告げる。ただ証言するよりも偽証を覆す方が信憑性が上がるだろうと。全てはボールを愛していたがため。しかしボールには愛人がおり、愛人と旅行に出かけるのだという。愛されていないことを突きつけられたクリスチーネはボールに裁きを下す。

▼エンディングイメージ

▼雑記、メモ
・諸所でぶっこまれるコメディの質が高い。
・クリスチーネへの疑いを強める手法。
・終盤で駅へ向かう際に、一度あり得ないという素振りを見せるのは良い。
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