いちさえ

ファーザーのいちさえのレビュー・感想・評価

ファーザー(2020年製作の映画)
3.9
18の春に鑑賞。

80分までは、認知症の人の日常を私たちにも分かるように描いている。

見たあとは、この世界が本物か疑ってしまう。

この映画の狙いは、認知症患者の世界を、私たちにも体験してもらうことなのだろう。

主人公の思い出、記憶の断片、など脳の世界を部屋を変えることで表現している。

部屋(マンション)に囲まれた、顔の銅像(頭がない)は、そのメタファーだろう。

素晴らしい演出の映画だった。
いちさえ

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