ちぃ

フランクおじさんのちぃのネタバレレビュー・内容・結末

フランクおじさん(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

★4 1973年。ベスは親戚での集まりがあるたび、自分だけ温度差というか居心地の悪さを感じていた。しかしたまにしか顔を出さないフランクおじさんだけは違った。彼女は彼を尊敬し、彼の教え通り自分の人生を切り開くためNYの大学に進学を決める。フランクは大学で文学の教授をしていたがひょんなことから彼がゲイで10年来の恋人がいて同棲していることを知る。それでもベスは彼を受け入れる。しかし彼はトラウマがあった。16歳の頃、はじめて好きになった男の子とセックスの最中を父親に見られ、そこから父の態度は変わった。宗教上ゲイは地獄に行くと言われフランクはそれを愛する人に伝えるが相手の気持ちは変わらず彼は命を絶ってしまう。それをずっと心の中に隠していたフランク。父が亡くなったと聞いてベスと葬儀に駆けつけるが父の残した遺言状にはフランクを侮辱する内容がかかれ遺産もないままだった。彼は傷つき姿を消す。モーテルに居残っていた彼の恋人はフランクを探すが彼はモーテルに帰っていた。そして遂に彼は自分がゲイであることを家族たちにカミングアウトすることとなる。おおむね受け入れられたことで彼の気持ちも解放される。
見てよかった。最初は表面上クールなおじさんだったフランクが心の葛藤などなどを抱えていて正直お父さん亡くなってよかったと思っちゃった。時代も段々追い付いてきて理解してくれる人がまわりにいるって素敵だなと。ロードムービー的なんだけどすごく楽しめた。それぞれのキャラクターがよかったんだろうな。
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