このレビューはネタバレを含みます
★3.5 今や鳴かず飛ばずの黒人作家である主人公。
皮肉を込めて書いた、みんながこうと思い描く黒人を扱った小説がヒット。自信の素性や名前さえも偽り世に出したものが。
黒人の声に耳を傾けるべきというのが白人だけ。皮肉中の皮肉。
映画は、小説の事だけではなく、彼の家族やどの家族にも起こりうる家族の問題なども描いているが、そのせいでちょっと話が散らばる。けれど、いろいろなことを描かないと1本の映画にするには難しかったのかなと思う。とにかく自分は普通と思っているけれど、ものすごく厄介で扱いにくい人が主人公だった。