あやみ

フランクおじさんのあやみのネタバレレビュー・内容・結末

フランクおじさん(2020年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

もっとしんどいかと恐る恐るでしたが、かなり良かった、、、この時代なら尚更、マイノリティとしての苦しさを表現したシーンにこちらまで苦しくなるけど(ポールベタニーの演技がすばらし)画が重苦しくない〜

ただ、田舎と家族の閉塞感がこれでもかと表現されてて、息が詰まりそう。あぁこの人には何を言っても無駄やな...と諦めて苦しくなる瞬間に共感しました。

そんな中でも帰省までのドライブシーン、流れる風景と3人の会話に癒された。心開いた者同士の会話が本物に見えた...セリフ考えた人すごくないか。

偏見かもしれんけど、ゲイの人が繊細で人の気持ちに寄り添えるフランクみたいな人が多い気がする。傷ついた分人の痛みがわかるんかもなぁと思ったり
少なくとも粗暴な父親みたいな人は珍しそう。フランクの家族は、遺言での見せしめアウティングに同情して、父が死んだ途端に態度を変えて掌返しするんじゃなく、もっと早く彼に居場所を作ってあげてよ、とも思ってしまった。全員が全員、彼を受け入れて丸く収まるってわけじゃないところがまたリアルか。

フランクおじさん、まさかのMCUの世界線の人!ヴィジョン😳こんな顔してるのか、という驚きも少しばかりありましたし何せイケおじ...声も素敵です

ウォーリーのようにあっけらかんとした明るさと優しさで人を包み込める人になりたいもんです、そんなキャラじゃないけどさ

Amazonオリジナルの作品ってもしかしてネトフリよりクオリティ高いかもな??
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