“映画の未来はどこに?”
松竹100年記念作品ということに敬意を表して松竹系シネコンにて初日鑑賞。
この作品ではかつて巨匠と言われた監督たち、俳優たち、映画を作ることに情熱を燃やすスタッフたち、そして彼らが作り出してきた多くの作品、その作品が作られた大船撮影所を取り巻くエピソードがパッチワークのように紡ぎ出されます。
映画が娯楽の頂点だった頃の輝かしい時代。
さらにそこで、フィルムの間には神が宿ると信じ、今までにない映画を作りたいという夢を抱く主人公の家族の愛の物語が描かれます。
正直何度も泣きました😢
でも何か期待していたものと違う。
そこには映画の未来が見えませんでした。
描かれているのは、過去とそこから見た未来である現代。
時間はそこで止まっていました。
“松竹100年記念作品”と銘打つならば、映画の次の100年を夢見させてほしかった。
一瞬、主人公の孫のエピソードにそれが見えかけたのに、結局過去と現代から抜け出すことのできないエンディング。
そして、なぜ志村けんだったのか?、なぜ沢田研二だったのか?も理解できず…
…とまあ、期待したものとのギャップにネガティブな感想ばかり書きましたが、二人の女優の素晴らしさには大幅加点。
北川景子の原節子感、岸惠子感がハンパなく素晴らしい!
そしてなんといっても永野芽郁の可愛さ!
彼女にあんなことを言われたらどんな男性でももうメロメロw
永野芽郁こそが“キネマの女神様”
この二人の女優の素晴らしさに救われた、自分にとってそんな作品になりました。
p.s.
松竹さん。
映画ファンのことを考えて、いい加減Disneyと大人の決着をつけてください。
101年目はここからですかねw
東宝さん。あなたもです👉