かなえ

キネマの神様のかなえのネタバレレビュー・内容・結末

キネマの神様(2021年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

ここ泣くべき!みたいな所は明確であった訳では無い(1箇所はあった)けど、全体を通して引き込まれ、気づいたら涙が出るような、まだまだ映画の世界に引き込まれてたいと思ったようなそんな映画だった。

なんだろう。愛のカタチと言うものを映像で見せて貰ったようなホコホコしたような、そんな感じがした。
ゴウが賞を取ったとき、テラシュンが自分が経営する映画館で観客に古い友人で天才だと紹介し喜び、ゴウが両手を挙げた瞬間はもう涙しか零れなかった。ゴウとテラシュンがお互いに尊敬し合っている部分が凄く良かった。
ゴウのおっちょこちょいで授賞式に出れなかったが、ゴウの娘がゴウにもらった紙を読み上げるスピーチの文面はそれはそれは感動ものだった。愛する妻、可愛い妻、娘……に宛てた大切な手紙。その時、恥ずかしそうに病室で聞いていたが、本当の事だと言ったゴウもかっこよかった。

コロナの事が映画の内容に入っていて、映画にのめり込んでいたが現実に戻された気分がしてちょっと残念だと思った。しかし、志村けんさんが元々主演の予定だったがコロナウイルスによる肺炎で亡くなってしまったこともあり内容に入っていたのだと後で気づいた。映画の最後「志村けんさんさようなら」の文で、この世界のコロナウイルスという感染症を恨んだし、なんだか小さなことで悩んでる自分も辛くて涙が込み上げてきた。この思いをしっかり覚えておいてこれから強く生きて、そして本当の恋を見つけていきたい。

志村けんさんありがとう。
皆さんもぜひみてください!
かなえ

かなえ