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キネマの神様のtakerattaのネタバレレビュー・内容・結末

キネマの神様(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

沢田研二さんが映画に?!というポスターやフライヤーの、 印象から。
プライムビデオにて鑑賞。
2021年作品


好きな事と、幸せである事って、常にイコールなら良いのにって、恋人たちはいつも思うし、

結婚はゴールでなくてスタートで、
たった二人から頑張って、人生の荒波を、生き抜かねばらなくて。

厭世的にもなったり、病にかかったり。

時にコロナ禍で命を落とされる
患者さまのご遺族に、お悔やみを申し上げる言葉も無く、
医療の力無さや、
ウイルスの変異株の猛威に、社会が翻弄されきっている現代にエールを与える一作。


2021年は自分、何してたかなぁ〜?!って
昨年か?!

第三波のコロナ禍の緊急事態宣言、首相官邸が出す前夜に、
一度、職場で喧嘩別れして、無理くり退職した元職場に出戻り嫌われて婿さんのような
泣いて出て行って顔向けも出来ない陰キャの
メディカルエンジニアに戻って、

一兵卒からエンジニア育て、
コロナ禍の、医療システムの猛スピードの
再見直しを、

官邸の見通しが、2-3年だと、コロナ禍鎮静の見込みを
3時間早く、3-4年で見積もって、
医療資材と人材確保で
遡る2020-01から、ReJoinし、

毎晩徹夜で、かなり疲れ切っても
患者さまの救急搬送が
深夜に3台同時とか、かなり減圧病棟へ
お運びする、お手続きのプロトコールを
毎日、ヒヤリハットがないか?

ハインリッヒの法則を
鉄の掟に、臨床現場百万遍、行い始め、
2年ちょい。


若い医師たちや、医療スタッフの
給料を諭吉3桁に上げる裏方に
徹するあたりで、
偉そうな個室を与えられもした。

自分の出世よか、若い人々を
より上に押し上げたい!

患者さまの早期の回復やご退院と
心配されておられる、ご家族さまへの
お支えサポートで、

電話会社ではない医療機関に、
役所より早く看護師が、24h体制で、
対応する、コールセンターも作ったてた。


その2021年は翌年に
クランクインした作品のようだ。


ストーリーと現実のパラレルな流れ

松竹のこれは、
三大メジャーの、東映、東宝、松竹の、
松竹蒲田撮影所が、
神奈川県の大船(おおふな)に、撮影所を移転した。
無音声映画主流だった昔、

松竹で看板作品になってた、
男はつらいよの、
監督、山田洋次監督が作品を作り育てた
大船撮影所が、若い頃の邂逅シーンのようだ。


松竹は、主役の寅さん役の渥美清さんの死去で、
男はつらいよシリーズが続けられなくなり

主力の釣りバカ日誌が、練馬で撮影となり、

大船も、京都撮影所も完全閉鎖されてしまっている。

シネマの劇場以前に、
撮影側も緊急事態だったのは紛れもない事実だった。

一塊の映画好きな自分としては、
文化庁が、映画産業を救うために、
ばら撒ける資金の仕組みを持っていない事を

文句言うだけでなく、

どうやったら役者や劇場、
映画の活動人たちを救えるか?

映画のラスト手前で出てきた、
あんな、それとは別の
クラウドファンディングで

街からミニ映画館を無くさぬよう
束3程度、資金をクラファンに
提供したりもした。

役者としてのエンドロールでない、
私人として、エンドロールに名が出るという
私には慣れない不慣れな経験をした

所詮、私は、半ば脇役。人生も半人前。
生きるためなら、エンジニアもする


若い医療スタッフが、
コロナ怖い、もう嫌、もう辞めたいを

とにかく、短時間でも月給束1は確約と、
慰留する、

そんな日々だった。

映画ではない現実社会を救う
医業縦社会に、身を置いたり、


にわかに勃興した、配信ライブという
アプリ系統の、ベンチャーの日本上陸の
オブザーバさせて頂けたりのこの4年で

心臓を痛め、一度死にかけ、AEDで救われ、
一度は患者さん側になってしまった。

医師ではないが、医療人のしての、
自己健康管理の甘さに、恥いる思いがある。


自己犠牲でも患者さまを救うために
新変異株に、恐れず立ち向かう、

シニアレジデントクラスの医師たちの
報酬体系も、

コストカットと、
ビルド&クスラップを繰り返して
今もまだ裏方として、闘ってる。


ライバービズは100年後もあるか?
私は分からないが


TV映画業界で、1人で年収1億円プレーヤーが
球界、角界、格闘技以外に
出てこないテレビ/映画業界。酷くないか?

日本はハリウッドに負けっ放しなのか?!


そこに今度はライバーですか?に
数人の、年収億越え
(億り人って言い方嫌い、ごめん)
の数人を、苦しみながら紡ぎ出しも出来た。


しかし残念ながら
歩けない車椅子の人になってしまい、
声も失い、左眼も霞む(かすむ)ようになり

放送作家でもない、
何だか呼ばれるブレーンの一人程度として、

細々と何屋さんか分からん生き方で
まだ、命落とさずに生かされている。


東海岸に院に復学し、学寮から
こちらでも、ガレージで小さな会社を興し、
Co-founderになりもした。

これが、多分もう最期の仕事かもしれない。


すぐ次の後継経営者育てを
楽しく、している。
物書きの売れない原稿を書きながら

若い才能あふれる人々と
その片隅に、車椅子のおっさんが
現役大学院生していると言う中

脳腫瘍が、一昨日見つかり絶望しても

顔で笑って腹で泣け!

男なら、
顔で笑って腹で泣け!

死して尸拾う者無し!
な、どこぞの某桃太郎侍的な、
鉄砲玉人生を、

一方向性の時間の限られた中に居る。
もう、抗えない(あらがえない)


その間に、志村けんさんが、
まさかコロナで亡くなられたと訃報知り
母国から遠い地にて、大泣きの大人のマジガチ泣きの、涙した。


コロナ禍収まり、

ちびっ子たちが
元気に駆け回ることが出来る日本を
残したくて、

頭悪くて学び足りない、
人生後悔だらけのおっさんの
独りよがりな、悪あがきを今もしている。

キチンと学位を取り、後進を育てるしか
出来ることはなく

遅まきながら、若き時の不勉強に悔いながら

若い人々の、才能に驚かされるのと
良くも悪く
も多民族国家なのだなという人種のるつぼにいる。


映画の冴えてた、銀幕と呼ばれた時代から
まさかの豪華客船来訪からのコロナ禍。

ウイルスに罪は無いが、人間は実に弱い生命体だ。

名前に日本が付いてしまっている、ワクチン開発年のが日本でWHOが承認して、
過去2,000-4,000例の感染あった
蚊を媒介に、感染広がるので

家畜(特に豚。牛も鶏もその後SARSでも
速やかに対処する施策は変わらないが)

を、人の住むエリアと分けることで知られる
日本脳炎も、
小児科学会では、ワクチン接種を
積極的には勧めないとこで
一定の収束を付けて今に至る。

お子さんが産まれたら
ママパパはみなご存知の通り。

似たふうにある程度の封じ込めが出来るのか?
2-3年の、政府見積もりがズレて
文句言う人やアンチウィルス派にも
人権はある。

ただ、文句言う前に、苦しむ人を助けて欲しいと
毎晩寝ずに命縮めてる若い医療スタッフの
存在を忘れないでほしい。

彼らとて、家族も、彼氏も彼女も
お子さんもいる、おんなじ人間だ。
物を書きづらい位置に自分が居て
生意気も言えないつらさはある。

社会はとても冷たい。
障害者偏見も変わらなく強いし
差別防止法の、現行犯逮捕、見たことない。苦笑

見た事あるのは、
歩道を、チャリで走行して警官に赤切符切られてる主婦や高校生だ。諭吉払って危険性を知ろう。

車椅子鉄の塊なので、出歩くのは控えめ。
出てもタクシー。
辛い物ですよ、笑。なってみないと分からないのと

我先にエレベーターの日本の乗客と
フェリー乗る待ち並びの500人前の
先頭乗船まで、譲れるUSのこの差は、

まるで中2の、中坊を見てるのと
成熟した紳士淑女のアラサーアラフォーの
美しき身の処し方のたしなみの差をしる
社内成熟度の格差に本当に驚く。

海外の医療費は高い。
旅行でなく、実業家ビザで米国民になるなら
話は別だが。オバマケア良いよね w



また、亡くなられた方々に
深いご冥福を祈るのと
ご遺族の失意への慰めの日々に、
泣いてもいられない訳で

エールを送り、あとは寄付して
動ける人に動いて頂く。


己は、たゆたう人生を時に任せ、
出来る範囲を、他人に迷惑かけぬ様生き抜かねばなと。


映画の中で、沢田さん演じるおじいさん脚本家の
若き頃を菅田将暉さんが、演じていて、

尖ってるな〜ってのがすごい、良かった。
こう言う役、この俳優さんは向いてるね。
瞳が実に良い!
男が見ても良い男っていく人かいるなぁと。

(私はふつーのひとで、
ヘテロセクシャル(異性愛者で女性恐怖PTSD治療受けてるけど)
好きになるのは女性です。

女たらしではありませぬので、ご安心を。
人畜無害っすね〜。一家に一台如何っすか?!笑


若いってそう言うことだし、思いで突っ走るし
先輩たちは、ほぼほぼ上司や先輩は
潰してくるし。笑

若いから、
大好きが止まんなくて、
大女優押し退けても、
好きな男との、純愛を貫いて、
結婚しようと、半ば駆け落ち同然で
私が幸せにするんだから。

あんな言われる色男でないので、
見ていて照れちゃって。恥

大船駅の終電前に、大女優のオープンカーで
駅前まで夜道に、送り届けてもらう、

そんな餞別に、ゴールドのブレスレッド型の
婦人用リストウォッチを託されて、
幸せになれよ!と幸せにならないと、私が怒るよと、女恋仇同士も、むしろ男っぷりな
潔さ。

ドロドロしてない、同担被りでも
ぽしゃけで酔い潰れてメンタル病んでない。すげー

肩を叩かれ、背中を押され応援もされる。
つくづく友こそ人生の財産!


そんな人生の、若かりし頃の50-60年後を
母校の後輩映画人たちと

ななんと、
松竹の映画制作を、東宝が手伝うと言う、
正に映画界がタッグを組んで

励まされてる映画人も負けじと頑張ってるよ!と
アンサーを、
キャッチボールで投げ返された返球の様な感じがした。


後から知ったが、

沢田さん演者役(主役)が、
実は志村さん予定(映画初出演初主役予定)のキャスティング予定だった(ご逝去なさられ一時撮影中断)と知り

落ちる涙を抑えられないほど、泣いてしまった。
本当にコロナ禍が憎い。


皆んなには、俺みたいに、身体壊さず
元気に、ご自身をいつも大切にして下さる方に感謝して

日々生きてる奇跡を感じつつ、生きるを、生きられなかった方々の分も、謳歌して欲しいな!素朴にと思った。


私はもう長く無いかも知れないけど
ここで、急にはくたばれない
個人的事情もありつつ

映画で追体験する、
人生の生き様や起こり得る有り様に、
驚きも、奇跡も、願いも、喜びも分かち合える
素晴らしさを、この作品でかなり再確認できた。


今は裏方として、原稿書いたり、
自分、歳食ったのか〜とね

若い方々の頑張りを、応援する側に回らないとならんなと思う

私の時代は終わった。

アラフォーとかナイスミドルとか言われてみたかった、
単なる病人な港区おじさんで終わりそうだ ww


映画は、ハリウッドに負けず、
ネット配信に負けず、
まだまだ、頑張るんだな!とも確信できた。

世代を超えて、偉大な先人達に学びを
借り、
小津監督作品を、山田洋次脚本で観るような
贅沢なエールを、垣間見れた。

贅沢なほど、先人へのリスペクトと映画愛が凄いなって思う。


日本を離れる前、羽田のある大田区の
旧 蒲田撮影所跡地が何なのか?見てきた。

綺麗なビルになっててアロマスクエアってビルだった。
何だかコロナ禍で人少ないからか?
改装しててロビー入れなかったけど、
蒲田に下車した事なかったので、
それでも迷わず、地下に駐車場もあるようだったよ。

道路標識も示しがあり
羽田側は、京急バス、
蒲田駅の陸岸は、東急バス。渋谷辺りの、
ハチ公の区民コミュニティバスより大きい
東急バス。
東急電鉄100周年だそうで。
色々、短時間に知りました。笑


日付変更線を越えるハワイ上空手前辺りで

大きな企業さま(ミントなどの香料を作った会社)の工場跡地の時代もあり、

空いた土地が、蒲田撮影所として使われていたようだ。

蒲田が、キネマの聖地と呼ばれた訳が理解できて
いつくか蒲田をタイトルに付けた映画も知った。


大船はいったことないので
いつか元気あるうちに、車椅子で街歩き?!
車椅子お散歩カメラ、出来たらいいなぁ。


現実脚本100万で大賞獲っても

実は映画の
印税は、もらえないシステムが横行してる訳で
新人脚本家出世も、中々楽ではなく、必死なのである。

まさかのラストシーンに驚き!

ああ、これもまた、映画好きなら分かるよなぁ〜としみじみしました。


己も独り、死期を悟っても慌てることもなく、会う奴もなく、救う人も無く、孤高にあとは成り行きに任せている。

そうでなく逆らえない運命や諚(さだめ)や人生の掟(おきて)を両肩に乗せ、

人は、定めなんてない出たとこ勝負の、
鉄砲玉のように

開拓する未来を、
愛する人と共に手を携えて、
人生を、未来に希望を持って、

幾人の人々の人生と
共に、生き残り、生き延びて
次のお子さまや、お孫さんや
おチビさんの未来のために

国や地球を、
正しき方向へ(to right direction)
導く
リーダーシップを執って欲しい。


その未来に、もし、映画産業が、シネマやムービーが娯楽や記録として残っていることを夢見て期待している。


私も少し養生しつつ、学究に専念します。
息抜きに映画を楽しめたらいいな。

先日観た、いのちの停車場と
真逆のように見えるから、
余計に泣けた。


まだ医療人感覚が残ってるのかな?
職業病だね。笑


淑子(よしこ)役演じる、永野芽郁さん、
変わらずお綺麗だし

大女優役の北川景子さんも
娘役の寺島しのぶさんも
素晴らしい女優さんね!

大森蒲田と言えばもぎりって分かるかしら?
片桐はいりさん、
女優さんが映画館の入場チケットの
半券ちぎりを、もぎりと言いますが
今もしたりきてるそうで。

何だか気になる大森蒲田エリア。笑

もし神が居るのなら、命長らえたい人に
我が命捧げて、分けてあげて欲しいと
思いますね。

次は人間でなく、捨て子でもなく
捨て猫くらいでいいかなぁーって。笑

素敵な映画ですよ。
承認欲求満たすには、依存でなく
褒めること。

逆に私らおっさんは、お世辞でも
若い方からお褒めの言葉頂いたら、
それは、接待とすぐさま理解して

若者こそリスペクトだよと、
調子こいたダメおっさんに
ならぬよう自戒も出来ました。笑

主役も脇役も、
照明や、カメラマン、カチンコ叩く、4th助監督
監督、脚本家、キャスティング担当、
TK、ポスプロ、各組み内班が居ないと
作品が出来ない。

だからあなたの人生の主役はあなただけなの。
代役ないから、どうぞぼっちでなく
大好きな人に、声がかけて、
勇気出して、繋がってね!

繋いだ手を簡単に話したらダメだよ。
生き遺ってしまった片割れのダメピエロより
西海岸から愛を込めて、大海を超えて!
エールを贈ります。

お勧めします。
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2020-12公開予定→2021-02 デジタル配信で公開

松竹映画 100周年記念作品
山田洋次 監督作品

受賞 :

第37回読売広告大賞 グランプリ
第13回TAMA映画賞 最優秀男優賞 - 菅田将暉(『花束みたいな恋をした』『キャラクター』『キネマの神様』『浅田家!』)
第46回報知映画賞 助演女優賞 - 寺島しのぶ(『ヤクザと家族 The Family』『キネマの神様』『空白』)
第45回日本アカデミー賞
優秀作品賞
優秀脚本賞 - 山田洋次/朝原雄三
優秀撮影賞 - 近森眞史
優秀照明賞 - 土山正人
優秀音楽賞 - 岩代太郎
優秀美術賞 - 西村貴志
優秀録音賞 - 長村翔太
優秀編集賞 - 石島一秀


原作:原田マハ『キネマの神様』(文春文庫刊)
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝原雄三

音楽:岩代太郎
VFX監修:山崎貴
主題歌:RADWIMPS feat.菅田将暉「うたかた歌」
撮影:近森眞史
美術:西村貴志
照明:土山正人
編集:石島一秀
録音:長村翔太

プロデューサー:房俊介、阿部雅人
配給:松竹

製作:「キネマの神様」製作委員会
(松竹、テレビ朝日、木下グループ、住友商事、松竹ブロードキャスティング、voque ting、博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ、読売新聞社、朝日放送テレビ、日本出版販売、GYAO、文藝春秋、 メ〜テレ)
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