パニック映画。
無心でパニック映画を楽しもうと思ってこの作品を選んだのだけれど、ちょくちょくひっかかりを覚えて無心でいられなかった。
ご都合主義にならざるをえないのはわかるけど、本当の意味で都合がよすぎる主人公。
まず自分の都合で離陸しかけた飛行機止めて大勢を巻き添えにしたことへ一ミリも反省していないのが気にいらない。後半も自分ら家族が飛行機乗りたいからって離陸直前の飛行機の進路妨げてごね得したとこも、自分さえよければ感強すぎて気にいらない。笑。そこらへんの違和感が、だめだったな・・・。
つまり共感できないんですよ。この主人公に。家族を守るのが使命だ!みたいになってるけど、離婚危機だったしその理由はてめえの自分勝手さでしょ、なんなの。笑 というツッコミ心が芽生えてしまうと応援できないわけですよ。
私は奥さんの父ちゃんの生き様にリスペクト共感。そこだけが唯一美しかったかな。私もいつ地球が滅びようが動じないでここでその日を迎えるんじゃ!ってタイプなので、必死に慌ててる「主人公含むその他大勢の人類」が滑稽にみえてしょうがなかった。。。
(そういう人が地球滅亡系のパニック映画を見ても楽しめるわけないか)
まあ、主人公がもっとまともだったらなあ・・・なんか共感できなかった。生き延びたとして。で? って思う。やっぱ怖いのは人間ですよ。うん。人間は怖い。そういう描写ができてたのはよかったのでは?
あとね、作品タイトル。
話の途中でグリーンランドを目指すとか出てきちゃうけど、ああそうなるのね?ってわかっちゃうからタイトル違うほうがよかったような?