映画好きVtuber犬若丸かなめさんの配信でお勧めされていたので視聴してみました。
ちょっと語弊があるかもしれませんが、地球滅亡ものは「どうにもならない問題もあるけど隕石落ちてくるしノーカン！人類皆兄弟！ラブ＆ピース！」という単純明快さからくる一種の爽快感があり、私も大好物です。
個人的には、この手の映画は人生充実していて今現在がハッピーな人より、色々なものを背負いつつも日常を生きているような人ほどどっぷりと感情移入できるのではないかと思います。
かくいう私も、主人公男性の境遇がかつての自分に酷似していたこともあり、物語の終盤、車内で主人公がそのワイフと懐メロを聞きながら昔話で笑いあうという許しのシーンでは、「ああ、俺もあの時隕石さえ落ちてきていればあるいは...」などと詮無い事を考えさせられたりしました。
ただこのシーン、とてもいいシーンですが逆に言うとパートナーを裏切る行為に対する許しには対価として人類滅亡級のインパクトが必要とされるという事です。つまりほほほぼ許されないという事ですね。
したがいまして、該当する方はそれ相応の覚悟をもって事に及ばれることをお勧めします。
ということで、こちらの映画、主人公が手をヤケドしたことの意味が最後まで良くわからなかったものの、スリルありヒューマンドラマありアポカリプス的ワクワクありのよくまとまった作品でした。
ただ、シェルターに入ることができず救われなかった99%の人達と同様、私の結婚生活も塵と化してしまったので評価はマイナス１、★３つとさせていただきます。
