あや

泣きたい私は猫をかぶるのあやのネタバレレビュー・内容・結末

泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

想像以上に良くて泣いた😢

美しくてちょっぴり怖い不思議な世界観に引き込まれた。胸の奥にしまってある感情をそっと引き出してくれるような作品。

ムゲに見えている世界の演出がすごく良かった。
特に日之出にときめく瞬間がとても好き。彼女の豊かな感情表現が好き。

ムゲが猫として日之出と一緒に過ごす場面では、自分が彼女自身になったかの様な気持ちになってドキドキしたし、日之出の言動に傷ついて涙を流す場面では、胸が壊れる痛みが蘇って苦しかった。

「好きって言ってもらいたいの」という願望から、「好きって言いたいの」という決意への変遷において、人間として生きていく上での希望を見出していく彼女がとても眩しかった。

ご都合主義すぎるストーリー展開と、恋愛成就至上主義(?)のプロパガンダに所々興醒めしたけれど、観て良かった☀️🐈
あや

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