なんだろう、レビュー書きたいのに書けない。
山のように思うことがあるからなのかな、、
とにかくバランスと編集が素晴らしい。
この手のものを見るとつい、現在の政治やメディアのあり方ばかりを嘆きたくなるのだけど、この作品の最後で思い知らされるのは、国民である自分たちひとりひとりのあり方が試されているのだということ。
国家の腐敗を追及していくジャーナリストたちがスクープに浮足立つことなく、むしろ虚無感を漂わせながらそれでもなお追及する姿と、暫定政権の中で任命された保健省大臣のすべての姿が忘れられない。
大臣のお父さんの電話での言葉も。
ナナウ監督のインタビュー、自分の国が嫌になって逃げたくなったら繰り返し読もうと思う。