ルーマニアで起きたライヴハウスでの火災による大事故を切欠に、長期政権の腐敗と癒着を追った、あるスポーツ新聞の記者達と、新しく政治のポストに就いた若い政治家のドキュメンタリー。
普段、ライヴハウスに出入りする身として、件の事故の映像が流されるんだが、本当に怖い。怖くて息が詰まる。
小さな火が一気に燃え広がり、小さな出口に人が殺到して、火が真後ろ迄迫っているのに身動きが取れず、逃げ遅れた人達の阿鼻叫喚…このシーンは本当に辛かった。
ソレを切欠に、入院した病院での死亡率が異常に高い事が分かり、スポーツ新聞記者が調べると、医療業界と政治の癒着を見付ける。
この話、全く他人事じゃなくて。
というか長期政権化すると必ず腐敗するので、こういう事は歴史的に見れば絶対起こるし、現に日本で起こってる。
よく与党支持の人、若しくは無関心の人が「政治の事は私達とは関係無い」と言うが、いやいや…全部関係あるし、積もり積もっての事件だから。
まぁルーマニアはまだジャーナリズムが生きてるだけマシだった。
日本はメディアも警察も牛耳られてるから、もう終わってる。
