ねこ

コレクティブ 国家の嘘のねこのレビュー・感想・評価

コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)
3.7
医療従事者と医薬品会社と政治家
ありがちな組み合わせでの汚職事件
そんなフラットな気持ちを被害女性が揺さぶってくる
彼女は火災の被害者であって医療被害とは無関係のはず…と思ってから気が付いた
そうか、彼女は命なのだと
命は、今を生きて未来を見つめていた
だから、奪われた方の命の重さがわかる
奴らの罪の深さがわかる
そう感じながら、同時に浮かぶチャウシェスクの顔
昔見た政権崩壊後の孤児院の映像が過る
体制はそう簡単には変わらないのだな

“メディアが権力に屈したら国家は国民を虐げる”
誰かの心に響いて欲しい
ねこ

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