てるる

アシスタントのてるるのレビュー・感想・評価

アシスタント(2019年製作の映画)
3.8
性犯罪者ワインスタイン周辺の被害者や映画業界で働いていた数多くの人達の声を聞いて出来上がったジェーンというキャラクターが主人公。

詰まりはフィクションなのだけど、これは映画業界のみならず、権力者が好き放題している現場は似たり寄ったりなのでは。

そして権力者のみならず、見て見ぬふりをして消極的に性犯罪に加担しているヤツら。

ジェーンに謝罪文書かせる時だけ寄ってくるのめちゃくちゃ腹立った。

確かに状況証拠でしかないけど、あの人事部(だっけ?うろ覚え)での言われようには胸が苦しくなった。

あの後のジェーンの絶望したような放心したような表情。

これは今まさに問題になってるジャニーズでも同じ悪の構造なんだろう。
でもジャニーズの恐ろしいところは、裁判で性加害が事実と認定されたのに止めなかったところ。

更には最近でも山〇達郎が炎上してたけど、未だにジャニーズを擁護する輩がいること。
ワインスタインは断罪され、映画界を追放されたのと大違い。

こういう人たちって、この映画とか「SHE SAID」とか観ても何も思わないんだろうか。
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