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ライムライトのmarnimのネタバレレビュー・内容・結末

ライムライト(1952年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

「北の国から 92巣立ち」で、レンタルビデオ屋で「ライムライト」を手に取った純(吉岡秀隆)に、「それ、すごくいい」と声をかけたタマ子(裕木奈江)。
そのシーンを見てから随分と年月が経ったが、あれ以来、「ライムライト」を一度見てみたいとずっと思っており、ついにこの度見るに至った。
ちなみに今までチャップリンの映画に触れることがなく、この作品が初のチャップリン作品となる。
映画を見た感想として、チャップリンの映画というものは、これ程までに素晴らしかったのかと、まさにタマ子が言う通りのいい映画であった。
かつて栄光を誇った喜劇役者が、劇場で客からソッポを向かれ、落ちぶれていく様子は見ていて辛かった。
しかし、映画の中で、人生とは時に生きるに難しい時があるが、前を向いて歩き出すことの大切さを教えてくれている。
テリーが大舞台本番前に、此の期に及んで足が痛いと言い出した時、カルヴェロがマジでビンタをしたシーンは衝撃的であった。
アレはまさしくアントニオ猪木バリの闘魂注入、本当の意味での「愛のムチ」であった。
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