Ronnie

ライムライトのRonnieのレビュー・感想・評価

ライムライト(1952年製作の映画)
4.8
明日じゃなくて、今夜観て!
凡人が惹かれ、悪人が涙し、天才が嫉妬する映画です。
『ライムライト』こそ、間違い無くチャップリンの最高傑作です!と書きつつ、また『街の灯』を観たら、僕は『街の灯』こそ最高傑作だ!なんて無責任なことを書くのでしょう。
そう、チャップリンは、どの作品も観終わった時に『これ以上の映画は無い!』って思わせてしまうんです。
永年『喜劇』を演じてきたチャップリンが、本作では『カルヴェロという落ちぶれた喜劇役者』の役を演じてます。真に愛に溢れたカルヴェロこそ、チャップリン自身の姿、本作でチャップリンは生身の自分を演じたんですね。
山高帽でステッキ持って、笑いと涙を誘う無声映画のチャップリンの方が、親しみやすくて面白そう、、、そんな先入観は全く不要です。是非ライムライト観て、心を満たしてください。バイオリンとピアノのコント、爆笑と感激、必見の名場面!
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