ポケ文太郎

バッド・ヘアーのポケ文太郎のレビュー・感想・評価

バッド・ヘアー(2020年製作の映画)
2.7
「髪の毛が人を襲う」ホラー映画
予告編を観たらちょっとコメディなのかと思ったのですが…そうではなかった

白人層に支配される黒人文化、ロングのサラサラヘアーに象徴される白人文化への迎合そして白人化を描いた風刺物…らしいです

なので時代をあえてMTVでヒップホップやラップが流れ出した1989年に設定
(Death Row Records が設立されるのはもう少し後、1991年)

あのサラサラヘアーは本当に白人化なんでしょうか?
女性の飽くことない美への追求なのでは?とも思えるのですが
会社がストレートヘアーを強制するのはどうかと思いますが、それは今でも問題になっている女性が職場でハイヒールやメイクを要求されているのと同じで人種の問題ではないと思うんですよね
なので、この深いテーマにピンとこず

テーマを忘れてホラー映画として観ても、ありゃなんじゃラストのCGは?「あえて安っぽくした」みたいな感じでした

アッシャーやケリー・ローランド、ラヴァルヌ・コックスが出ているので期待してたら全員ちょい役だったし、ケリーに至っては殆ど顔が映っていない!

アフリカ系アメリカ人で初のミス・アメリカになった大御所ヴァネッサ・ウィリアムス様のセルフ・パロディが唯一笑えたポイントでした
でもこれはコメディじゃないし…

この監督の前作『Dear White People』
Netflixのドラマにもなっているで良さそう
こっちをDVD📀にして欲しかった
ポケ文太郎

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