2020年 オーストラリア🇦🇺
ジャケの雰囲気からオカルト系ホラー
かと思ったら違いました
森の中の一軒家で暮らす老女エドナが突然姿を消した
彼女の娘と孫娘が家へ向かうと認知症の痕跡が…
やがてエドナは突然帰ってきた
何事もなかったかのように帰ってきたエドナですが、体には黒いアザが
そして時折別人のように豹変
矛盾する言動の数々
悪魔か何かに取り憑かれているのか…
みたいな雰囲気で物語は進行していきます
エドナの家に無数に貼られたメモから彼女が痴呆症である事は容易に推測できます
この監督は「痴呆」というワードからインスパイアされたモノを映像化しアート化したのが本作!のような気がします
映像に現れる全てのモノが何なのか
観る者の想像力を試すような作品
そして、あのラスト
自分の親が認知症だという事実とその恐怖
そして自身の未来に対する不安感をビジュアル化した、ある意味どんなホラーよりも怖い作品でした