かつて僕には世界一好きなバンドだった…。
再びスコセッシ監督と組んだ、ラストワルツに感動した世代への、40年もの時を超えたご褒美ドキュメンタリーといえよう。
ディラン、スプリングスティーン、クラプトン、ヴァンモリソンが出演・コメントしてるが、当時のヒッピー・ムーブメントと逆行したアメリカーナでレイドバックした音に皆惚れたのだ。
今でもそのルーツミュージックのハイブリッドは芳醇で、ある意味AOR(大人向けのロック)で普遍的だ。
実質リーダーで生き残りであるロビーロバートソン目線に傾いているきらいはあるが、青春の1ページだった世代はもちろん、本物のロックファンを自負する方には、是非5人でしか出し得なかった本物の音楽の軌跡／奇跡のストーリーを観て頂きたい。
