マッキー

RUN/ランのマッキーのレビュー・感想・評価

RUN/ラン(2020年製作の映画)
4.5
実話ではないけど
これに似た出来事は
実際にも起きてる…
親子の闇にメスを入れた
強烈な作品でした。


兎にも角にも・・・


怖い怖い怖い怖い😨
ママ怖ーーーーーい😱


赤ちゃんの頃から肢体不自由、
複合的な病気を持つ娘(主人公)を
献身的に看病する母親が

献身的すぎて、徐々に
母の異常な愛情が露わになり、
観ているこちらも衝撃や恐怖の連続で
食い入るように見入っていました。。。

主人公クロエを演じる
キーラ・アレンさんは
実際にも車椅子生活を送っている
新人女優さんだそうで、その演技も圧巻❗️

え?それじゃー
あのシーンもこのシーンも
歩けない上で演じてるの?

迫真すぎるじゃんか…Σ(゚д゚lll)

名演技すぎて脱帽。。。
(さすがに危なっかしいシーンは
スタントマンとかCGとか使ってないのかなぁ?)

母親演じるサラ・ポールソンさんの
演技もこれまた背筋が凍ります🧊

2人の女優の演技合戦でもありましたね✨

子どもは親の所有物ではない❗️
親の言動の恐ろしさも去ることながら、

生活全てが親の支配下にあり、
〝徹底した外部との接触遮断による
逃げ道のなさ具合〟がまた恐ろしい・・・

オチは途中から予測ついたけど、
でもそうなる保証もなく、
最後まで気が抜けずに見入ってました。

ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか
複雑な味わいですが、

親子の在り方、サスペンスものとしても、 
観るものの心が乱されるほど
とても堪能しました❣️

----------------------

【以下、ネタバレ】




















ズバリ裏テーマは
『代理ミュンヒハウゼン症候群』

我が子がわざと病気になる
ように仕向け、献身的に看病
する"自分"や"同情の目"を
満たすために行う精神疾患で、
虐待の特殊型とも言えます。

この言葉自体それほど
聞き馴染んでいなかったので
母親の理解し難い行為に
トリハダもんでした😨

え?じゃー
全くもって健康体だった子を
意図的にあそこまで
仕上げちゃったんだ…😨

悪意がない、自覚がない、
これも愛だと言い切ることが
もう切なくて恐ろしい…

さらには、本当の自分の
赤ちゃんは既に複合的な病気で
亡くなっていて、人の赤ちゃんを
盗んだ上での行為でした😨…

途中、母親の身体に大きな傷跡が
判明される事から、きっと彼女も
幼少期に虐待を受けていたであろう
と示唆されますが、負の連鎖は怖い😱

主人公の娘は最後は無事この親から
解放され、時が経ちますが、

今度は服役中で寝たきりに
なっている母親に、

隠し持っていた薬を
(以前自分が飲まされていた薬)
取り出して・・・😱

『世にも奇妙な物語』のようなオチ😅

立場逆転‼️
ま、そりゃそーなるでしょーね…😅

今は生みの親と暮らしていて、
大学医学部に通っている彼女は
幸せに暮らしていますが、

負の連鎖は断ち切れておらず
複雑な後味…😅

せめて将来生まれるかもしれない
我が子にはその負の連鎖が
続かぬよう願うばかりです…
フィクションだけど😁💦
マッキー

マッキー