西森依津美

RUN/ランの西森依津美のネタバレレビュー・内容・結末

RUN/ラン(2020年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

郊外の一軒家に暮らすシングルマザーのダイアンと娘のクロエ。
未熟児で産まれたクロエ。不整脈、血色素症(鉄が過剰蓄積され発疹や嘔吐)、ぜんそく、糖尿病、麻痺(車椅子生活)。など生まれつき身体が弱いと思っていた…。
クロエは生後2時間で死亡していた。彼女はダイアンに誘拐された子供だった。子供に薬を飲ませ上記の病を発症させていた。
自分を必要としてほしかったし、病弱な子供を育てる良い母親と世間から見られたかったのだと思う。17、8才になった彼女は母親がくれる薬について違和感を感じ調べる。なんと犬に与える薬だったと知る。
母親に追い詰められ自殺未遂し病院に運ばれるも母親が連れ出す。そこに警備員が来て威嚇射撃を受け階段から落ち刑務所へ。
それから7年後、車いすで面会に来た娘。ダイアンは見る影もないほどやつれてベッドにいた。「アニーが歩き始めた。アラ(夫)も元気」などと話し家庭を持っている様子。「大好きなママ。薬の時間よ」と口の中に隠し持ってきた薬を差し出し終わった。