特売小説

佐々木、イン、マイマインの特売小説のレビュー・感想・評価

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)
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脱するぜ心のモラトリアム、そして取りに戻るぜ青春の忘れ物、みたいな他愛のない普遍的な物語、という事でいいのかしら。

あまり好くない言い方をすれば、雰囲気映画、ですよね。

好きな登場人物を見付けられたか、胸に迫る台詞があったか、好い場面に遭遇出来たか、という事ですよね。

主人公がコンビニで買い物をしながら誕生日を迎える件と。

佐々木がカラオケボックスでおひとりさま女子と仲良くなる件は、建物の佇まいから女の子の雰囲気から、非日常の夜を経て迎える朝の独特な空気感、その再現度から、とても好い場面だと思いましたけれども。

後はあんま響かず、たっぷり間を持たせた演出を冗長で退屈と感じてしまう時間の方が長くありましたね、と。
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