変わりたいけど変えられない、変わる事で失うものを守り続けるのは恥ずかしいことか？いや、そんな事はない！いずれ誰にだって訪れる大人という時代を恐れ、踏み込めない事だって人生なんだよ！
自分の仲間がいつまでも仲間であり続けることを願うが為、自分の弱さをひた隠しにすべく全裸になって踊り続ける佐々木の、不器用な優しさが切なくて沁みる。
高校時代の友人関係はあんな感じだったなと思い出す。所詮3年間の付き合いで終わるんだろうな、と思いながら、こんな時間がいつまでも続いたらどんなに楽しいだろうな、とも思う相反するモヤモヤした時代。そんな時代から大分年月経たけど、大人になってからの出来事は憶えてないけど、それまで野球もした事ないメンツがゾロゾロと近所の公園に集まって草野球やった事は多分死ぬまで忘れないと思う。
大人になった佐々木が、高校時代とおんなじニューバランスの白いスニーカー履いてるのが、とにかく印象的でした。
