野元ミナギ

必殺! 恐竜神父の野元ミナギのレビュー・感想・評価

必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)
4.2
最近たまに行く大分の映画バーの店長に勧められた作品。
これはとてもいいタイプのクソ映画です!
クソ映画スコア2を与えます。

~ミナギ的クソ映画スコア~
1.狙ってないのに全てが面白い、超ディープ
2.あからさまに狙ってはいるが笑えるし、尚且つ狙ってない部分にも面白さがあってしっかりディープ ← ここ!
3.あからさまに狙っているが笑える。
4.「ほらクソ映画です!笑って!」と言わんばかりで全く笑えない。
5.シンプルな駄作

とてもいいです。
まあ、あまりに狙いすぎでそれはちょっと…も沢山あるんだけど、でもマジとギャグの境目をしっかりついててシュールで前衛的。
スピード感とチープ感がちょうど良い。
ちょっと恐竜の手見せる!とか暗い中で顔チラつかせる!だけに逃げず、最後ちゃんと獅子舞スタイルのお姿をしっかり出した所にも好感が持てます。

評価ポイント沢山あります。
まず冒頭の車が燃えるシーンにはやられた、掴まれた。これはあまりに新しい。
あとセックスシーンね。ドラッグムービーリスペクト…って訳でも無い気がするし、でも男女の光の色味とかスピード感とかフラッシュバックの入れ方切り替え方とか、なんだろうあの感じ。曲の良さも相まってすごく新しく感じた。
あとは時たま出てくるクソデカテロップ。あれもとてもシュールさを加点してます。
SHE'S FINE ~彼女は元気です~

これは見て損がない、ちょっと待てい!ボタンを沢山押せる素敵なクソ映画です。おすすめ。
野元ミナギ

野元ミナギ