冷戦時代のドイツ。
東ドイツに住む社会主義者だった母が心臓発作により倒れる。
その間にベルリンの壁は崩壊し、それとともに社会主義国家も解体された。
そんな状況下で母は目を覚ましたのだが、息子は母親にショックを与えないように嘘をつく…
といった内容だけ聞くと社会派の映画かと思うが基本はコメディ映画だった。
母親にドイツ統合がばれないように奮闘する。
これが基本の話で後の話は思いつきな気がする。
ドイツ国内で大ヒットしたらしいのでドイツの方が観ればまた違った感想なのだろう。
だけどそんな時代をリアルに感じられないボクからしたら「いや、ショックを与えないようには分かるけど、嘘は良くないんでは?」
としか思えない。
コカコーラ、IKEAの看板がグローバリズムの象徴として出てくるとこが良かった。
ヘリに吊るされたレーニン像も笑えた。
テンポも良く悪くない映画だがモヤモヤした。