このレビューはネタバレを含みます
ムッソリーニの台頭で生き辛くなったイタリアから2歳の時に家族でフランスへ移住。ナチから解放された頃にパリへ移り、オートクチュールの世界へ。パカン→スキャパレッリ→ディオール→独立
パカンではコクトーの美女と野獣の衣装に携わり、ディオールではニュールックを。
カラフルに彩られたコレクションには、黒髪ボブが眩しい松本弘子というモデルをはじめ、人種に拘らず起用。
オートクチュールからプレタポルテへ、さらにライセンス契約でピエール・カルダンの名を世界に広める。家具まで作ってたとは。この頃にはクチュリエとは程遠い、手広く展開する実業家だなぁという印象。
優美なアール・ヌーヴォーのMaxim'sや、舞台への憧れから劇場も買収する。
ジャンヌ・モローとの前には、アンドレという仕事パートナーの恋人もいたのね。
エヴァの匂いをはじめ、天使の入江やビバ!マリアもカルダンだったとは。
2022-537