'20 2/?邦題正式追加ありがとうございました。
【トップ・ハット】のドワイト・テイラー脚本、
H・ブルース・ハンバーストン監督による、
【フィルム・ノワール】。
冒頭から、新聞による美人モデル殺人事件の提示〜テンポが良い。
刑事数人で囲む、霧では無く煙草の煙と、容疑者フランキー(ヴィクター・マチュア)の顔を照らす逆光ライトが、取調室のノワールムードを演出。
フランキーの尋問回想に入る。
フランキーは、美人モデルのビッキー(キャロル・ランディス)の発掘人でジャーマネだったのだ。
その隣にカット割らず横移動するカメラには、参考人被害者として、ビッキーの姉ジル(ベティ・グレイブル)の事情聴取で、こちらも回想に入る。
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この2人の回想が繋がってゆく語り口が完璧で唸る。
本作のヒロインは、殺されたモデルでは無く、姉のジルなのだ。
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そのジルの回想で浮かび上がるビッキーのストーカー男の正体、、
フランキーを執拗に追いかけて、15年の勘は絶対外れないと豪語する刑事エド(レアード・クリーガー)の対決が本作の要だ。フランキーが悪人は見えない事で、対決の行方が気になって仕方ない、、果たして⁈
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フランキーは、姉のジルに言い寄り、◯仲になる。
ジルが新居に引っ越した先に刑事が向かったシークエンスでの大柄刑事エドを活かした陰影が素晴らしい。
真犯人の動機は雑だが、もう一段のメイン対決、真犯人じゃない【珍犯人】の設定がユニークで、その動機にも説得力があった。
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◯◯的フ◯◯って、いつの時代でもいるのだ。
【ミスディレクション】が上手い脚本は好物で満足。