shuun

WITCH GAME/ウィッチ・ゲームのshuunのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この映画は、魔女とか呪い系ホラーではなくて、極限状態に追い込まれたときの人間の心的ホラーだと思う。

序盤に、魔女狩りの地域という要素があるため、その後の展開が魔女の呪いのようにうつる。

しかし、まず車の中で指を噛まれるシーンも調べると、発作が起きた人の口に指を入れるのはタブーらしく、誤って噛んでしまうことがあるらしい。(あのシーンまでひどいかはわからないが。)

その後、1人目の死については、最後に死体が映るが、猟師とのやり取り、シカの死体のシーンから熊にやられたと推測される。その後、車の前に突然、アリソンが立っているシーンも目の前で人が熊に喰われた後ならあの呆然と立つ姿にも納得。(唯一、手に髪の毛を握っていた理由はわからないまま)

その後も色々と起き(省略)、車内で最初に首にスキーのポールが刺さり、気絶していた女性が目を覚ますと、前の席には頭をガラスに打ち付けるアリソン(精神的に不安定なため呪いではないと思う)。しかし、魔女に呪われたと思い、アリソンをポールで刺そうとするもアリソンに気づかれるシーンがあるが、後ろに重傷者がいて、その人が目覚ましたと思ったら、まぁ〜覗き込むよね、アリソン。

またまた色々あり、最後ジルvsアリソンでは、周りの友達が何と言おうと、アリソンがどんな不可解な行動を取ろうと、ずっとアリソンのことを信じてきてはずのジルが、今まで次々と死んでいった友達の状況 (各々、色んな理由で死んでしまったが、もちろん魔女の呪いは関係なし)、そして、その友達が言っていた言動(アリソンは呪われてる)から、アリソン=魔女という結論に達してしまい、アリソンを殺してしまう。

恐らく、平常心であったら、このような結論に達しないのだろうけど、極限に追い込まれると、側から見れば、胡散くさいようなことでもそれが真実だと疑わずに思い込んでしまうのだろう、、、極限状態の人は怖い。という感想でした。
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