脇目も振らずクライミングに邁進する小寺さん。見る皆さん。クライミング上下の動き、見る見られる関係性、映画だね、いいね。クライミング撮るなら手とか落下の動きを強調するべきなのにできてないんじゃないかとは思った。ここが不満で、一部映画ファンが傑作と言うほどなのかと思ってしまう。
小寺さんは本当に登るだけだが周りは勝手に勇気づけられ、はじめましてレベルでちょっと話しただけで小寺さんを好きになっちゃう。それが反転し小寺さんも見る主体になる、お互いを見る/背を向ける終盤は確かに良い。
河原や試合の様子は学校の外のシーンもあるんだと予想外だった。学園祭は大事なシーンを含むけど漫画っぽさ量産青春映画っぽさも。どうしても漫画原作、予算控えめ青春ものの限界はここまでと感じてしまうんですよね。
