みなさんの映画レビュー・感想・評価

みな

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ソウルの春(2023年製作の映画)

3.7

朴正煕大統領暗殺後高まる民主化ムードの中、全斗煥や盧泰愚を中心とした軍内部の秘密結社「ハナ会」が主導し実権を握った1979年の粛軍クーデターを描く大ヒット作。
チョン・ドゥガン?なるほど、フィクション
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爆弾(2025年製作の映画)

4.1

フジテレビの映画CM連打で流れてくる佐藤二朗と共に「監督:永井聡」ってバン!と出るのにはかなり驚いた。永井聡監督は『帝一の國』や『キャラクター』の演出の上手さで注目していて、次回作が気になっていたから>>続きを読む

あのコはだぁれ?(2024年製作の映画)

3.1

これ続編なんですよ。隠してるけどガッツリ続編。ミンナノウタのあの子の呪いが続き中学生たちが怖い目に。積極的に襲いかかってくるのがちょっと安く感じてしまうのと、編集がなんかちょっと不自然で前作に及ばない>>続きを読む

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.5

清水崇すげーなー
LDHのアイドル映画なわけだけど、しっかりホラーで、SF的な時空がねじれる仕掛けもあって、楽しめた

アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

3.7

面白く見てたんだけどあまり思い出せなかったりする。トランプ大統領が誕生して終わるわけじゃなくて、彼が怪物化する時代の空気感を描いている。トランプ的なものを生み出すアメリカを。
ロイ・コーンに出会った当
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劇場版 チェンソーマン レゼ篇(2025年製作の映画)

4.5

映画で観たいモノは何かって、火と水と血じゃないですか。原作でも印象的だけど、全部マシマシになってる!!
映画的演出のパワーアップに、コミック表紙の再現まで。最強。

原作の時点で圧巻だった映画的な反復
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

3.4

長いな
新幹線車内より、高倉健はこのテロで目的を達成できるのか?を追う。

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.3

終戦の日を描く名作。様々な事件を描くものと思っていたし実際そうなんだけど、果たして無事に玉音放送を収録し守り抜き流せるのか?という筋がありスパイ映画的に見た。
終戦のためにできたような鈴木内閣、聖断を
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バービー(2023年製作の映画)

3.5

完璧な世界での不調は足がべったり地面につくこと。「ハイヒールはこの足で履けない」差し出されるビルケンシュトック。なるほど!作り物世界が苦手だし演出もわざとチープにしてある気がするけど、思い切り寓話とし>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

3.8

一周回って今っぽい。作品のテイストはもちろん、この頃のファッションもリバイバルしてる。幼い頃しかジブリに触れてないので思い入れは薄いけど、超上手いアニメによる現代劇を見れて嬉しい。
音楽のバキッとした
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

3.7

安心して楽しめる。カメラを止めるなと比較されたが、こっちの方が寒くなくて良い。照明やカット割りに違和感があり、演出が巧みという感じではないんだけど、脚本がうまい。タイムスリップの驚きと順応、他のタイム>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.4

可能性に溺れ虚無に落ちる姿と、楽観的に受け入れ励ます姿勢を対比する。おかしな行動を取ると能力を獲得する。なるほど。
ダニエルズらしい明るく下品なユーモアが楽しめる。でも話が進まないなと思ってるときにデ
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.6

評判はいいがハイコンテクストな作品ということでスルーしてた。「逆襲のシャア」を見た今なら分かる!
ハサウェイくん、なぜここまで過激になったのかは分からないが既存の仕組みを壊したくて仕方ない。クエスの影
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

4.6

ニヤケが止まらないくらい面白かった。
Zガンダム長すぎて序盤しか見ないままコレに手を出したんだけど、いけた。ジークアクス中盤に見れて良かった。
とてつもない密度で、好き、嫌いが暴走して絡み合い殺し合う
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F1®/エフワン(2025年製作の映画)

4.3

「トップガンマーヴェリック」でアメリカ映画の担い手として覚醒したジョセフ・コシンスキー。同じスタッフでF1!iPhoneベースの新開発カメラで運転席からグルグルと見回す。滑らかに車に寄る空撮。序盤から>>続きを読む

罪人たち(2025年製作の映画)

4.0

オリジナル映画としてインセプション以来の記録的なヒット。ブラックパンサー、クリードのライアンクーグラー監督&マイケルBジョーダン最新作で、IMAXフルサイズ撮影のホラー。
……と聞くと身構えるが、蓋を
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28年後...(2025年製作の映画)

3.9

「28日後…」から20年以上。まさかのオリジナル版監督脚本コンビでの続編だが、何も知らずに見れる独立した映画。
めちゃくちゃ変な映画だった!ビビりつつ感動しつつ、これロッテントマトで95%とか出るタイ
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レベル・リッジ(2024年製作の映画)

4.2

ジェレミー・ソルニエ監督のNetflix映画が好評!?そんな事あるの?たしかに「グリーンルーム」とか最高だけど変な映画だし、とレビューを見たら2.8点つけてた。低いって。
今作はいきなり自転車を転ばし
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雪山の絆(2023年製作の映画)

3.5

事故シーン怖い。機体がちぎれ飛び、空に投げ出され、座席が倒れ部品が刺さったり足が折れたりする。ファイナル・デスティネーションってあるじゃないですか。あれを間違えて見たのかと思った。
雪山に落ちたらもう
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.4

ブラッド・ピット×コシンスキーのF1の前に見ようと思って。ゲームで鍛えたコース取りが活きてごぼう抜きにするのは燃えるよね。実際のレースならではの事故の恐怖も良かった。車の凧のような飛び方や燃えたときに>>続きを読む

タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.7

前作より前置きしっかり。このギャングたちが敵か。依頼主はなんと元妻。ギャングの夫に監禁されている女性は妹だという。なんか雑な設定だ。しかしタイラーの過去を掘り下げることはできた。

家父長制的なプライ
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.0

ジョン・ウィックのスタントチーム87elevenとスタントマン出身の監督。ルッソ兄弟プロデュースだけどどうなるかなー
予想以上に面白い。インド、バングラデシュの町とキャストも良い。
アクションシークエ
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グレイマン(2022年製作の映画)

3.7

アベンジャーズ立役者ルッソ兄弟のスパイアクション大作。スパイってかCIA所属の殺し屋。司法取引的な犯罪者雇用。CIA幹部の弱みを巡る戦いと人質少女の救出というベタなストーリーだが出来が良く、大好きな人>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング(2025年製作の映画)

4.0

想像以上に集大成。大団円。北極と南アフリカで繰り広げられる作戦は、デッド・レコニング(感想https://filmarks.com/movies/86239/reviews/158704062)の続編>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.9

結局は大満足。
最後の1時間、決闘を決めて懸賞金狙いの殺し屋に追われながら約束の場所を目指す中でのアクションが良かった。車、バイク、交差点での銃の撃ち合い、屋敷での俯瞰カメラワークで花火のような銃、階
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サンダーボルツ*(2025年製作の映画)

4.2

最速試写で。良かったよ!!
アメリカ政治の不正義(CIAってホントひどい)により追い詰められたアウトローたちの起死回生「ブレックファスト・クラブ」が、危険や孤独から人を助けるというヒーローの原点にたど
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サブスタンス(2024年製作の映画)

4.5

Fan'sVoice試写で。1年近く遅れたか?待望の公開。コラリー・ファルジャの過去作:Reality+ 、リベンジを見て脳内でクローネンバーグやキューブリックと融合させるとサブスタンスに。そこに現代>>続きを読む

REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

3.6

女性による復讐モノはなんかよくありそう、と思うんだけどこれはハリウッドに先駆けた作品だと感じる。アクションをやりたいがためのストーリーではなく、根性と機知で切り抜ける逞しさを描いていると受け止める。奔>>続きを読む

リアリティ・プラス/リアリティ+(2014年製作の映画)

3.4

変身願望と、素で認められたい気持ち。サブスタンスの芽が。

ブルータリスト(2024年製作の映画)

4.3

Bunkamuraル・シネマが再上映してくれたおかげで大スクリーンで見れた。
前半、特に最序盤のアメリカ上陸とオープニングクレジットに震えるほど興奮する。あの音楽!高揚と共に重い歴史が蠢くようなファン
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.8

マジで分からなかった。夢のように断片的なエピソード。この一部を何も知らない人に見せたら「世紀の駄作のワンシーンか?」と言われても不思議じゃない。
好きだったのは、隣室の女を誤射してしまう殺し屋。ドタバ
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.6

熊に遭遇する人々の群像劇のよう。次第に話が繋がり最終対決へ。しかし計算ずくでどんどん馬鹿映画になっていくのが爽快。ちゃんと映画を作れるのにあえてしょうもない展開、わざとらしいユーモアを狙ってくる!

ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.3

「養蜂家」が呼び名って新しい。強すぎて訳分からん。見てる間楽しく、すぐ忘れる娯楽。それはそれで。

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.5

脅して追われる展開だと思ってたが、丁寧に交渉し、結果、死体が増えていく。共犯関係! じめっとした空気とあくどい両者の綱引きが良かったです。