期待してなかったけれど、その僅かの期待も超えてこなかった。
SAWシリーズの量産パロディかな?と思うレベル。
邦題『ソウ オールリセット』は、「SAWシリーズのことは忘れて完全新作として観て欲しい」という意味か、はたまた「この作品を観たことすら忘れて欲しい」という意味か…とすら邪推してしまう。
1作目の傑作ソリッドシチュエーションスリラーから徐々に趣を変えて、グロゴア残酷デスゲームとして続編を重ねたSAWシリーズですが、今作にはそのどちらの魅力も皆無。
犯人ダダバレのテンポの悪いサスペンスに、最早ゲームと言うには名ばかりの復讐殺人、93分が異常に長く感じるよ。
サミュエル・L・ジャクソンが出演してるのはSAWシリーズには珍しいビッグ配役で驚いたけれど、それも大変な無駄遣い。
せっかくのリブート。次回作作る気満々のラストだったけれど、この出来では、もう本当にSAWシリーズは終焉なのかもしれない。